森の秘密基地

音楽に関することをだらだらと綴っています。

LeqtiqueのCLHDが修理から帰ってきました。

皆さん、お久しぶりです。billです。

ちょうど今日、以前から故障していたLeqtiqueのCLHDが修理から帰ってきました。(今回はCLHDのレビューではありません。CLHD自体のレビューはこちら→http://ubilliquitous.hatenablog.com/entry/2018/01/18/183512

個人的にエフェクターを修理に出すのは初めてだったので、ここ数週間ドキドキしながら待っていました。そしてその仕上がりが想像以上に素晴らしかったので、ブログに書いておこうと思った次第です。

f:id:ubilliquitous:20190809152108j:image

こちらが帰ってきた直後のCLHD。何の変哲も無いように見えますが、実は修理に出す前はdefinitionノブ(真ん中のノブ)の左横辺りに小さな塗装欠けがあったのです。なんと今回、その塗装欠けも無償で直していただきました!(ノキナさん、本当にありがとうございます…!!)

f:id:ubilliquitous:20190809161140j:image

少し分かりづらいかもしれませんが、この写真の真ん中から少し左下辺りに塗装が凹んだような跡が見えると思います。そこが直してもらった所です。無償で直してもらった訳ですが、遠目からでは跡が全く分からない程綺麗にタッチアップして頂きました。

ちなみに、ノキナさんが仰っていたのですが、Leqtiqueのペダルは、料金はかかりますが実は表面全体の再塗装もしてもらえるそうです(これは僕も今回初めて知りました)。なので、もしLeqtiqueのペダルをお持ちの方の中で「塗装がかなりハゲちゃってなんか残念だなぁ…」と悩んでいたり、「中古で買ったはいいけど塗装が剥がれ過ぎてて使いづらいなぁ…」なんて思っている方がいたら、一度Leqtiqueさんの方にコンタクトを取ってみるといいかもしれません。

f:id:ubilliquitous:20190809155713j:image

そして本題の中身はこんな感じ。そもそも、今回僕がCLHDを修理に出した理由が、昇圧回路を含めた電源部がまるごと壊れてしまったから、そしてフットスイッチが壊れてしまったからでした。そこで今回は、フットスイッチと基板まるごとを交換してもらうというかなり大掛かりな修理になりました。

フットスイッチに関しては単純に新品のものに交換してもらい、基板の方は現行のVPtP基板を使って修理して頂きました。

で、これだけを見ると普通に修理してもらっただけの様に見えますが、実際に今日、裏蓋を開けてみて、かなり愛を持って修理して頂いたのが一目で分かりました。

というのも、恐らくですがobbligato社の金色のコンデンサは修理前の元の基板についていたものをわざわざ移植してもらっているのです…加えて、ブリッジダイオードの近くに緑色の(もしかしたらビンテージの…?)、通常のCLHDに搭載されているのを見たことのないコンデンサを搭載してもらったり、基板部以外の配線はそのまま使ってもらったりと、かなり手間をかけて修理して頂いた事が分かったからです。

恐らく緑色のコンデンサに関しては所謂シェフの気まぐれ的というか、遊び心として搭載して頂いたと思っているのですが、それにしても、かなり手間をかけてもらったなぁと基板を眺めながら一人で感慨深くなってしまいました笑笑。

f:id:ubilliquitous:20190809181534j:image

という事で、LeqtiqueのCLHDを修理してもらったというお話でした。忘れている方もいらっしゃるかもしれませんが、Leqtiqueのペダルは全て無償で修理してもらえます!!もちろん、僕のCLHDも無償で直して頂きました(ペダルをLeqtiqueの工房に送る送料は負担しました)。

実は、ペダルをLeqtiqueの工房へ送る際、工房の不在が続いて僕の元に返送されそうになるというちょっとしたハプニングもあったりしましたが(笑笑)、それを差し引いても、無償にも関わらずここまで丁寧に修理してもらえたのが今でも信じられません…本当に感謝です…

加えて、今回Leqtiqueさんと連絡をしていて感じたのは、永久保証や再塗装に代表されるように、自分達が生み出したペダルが出来るだけ長く大切に使われるように、そしてそのペダルを使う人に長く寄り添えるように最大限の努力と配慮がなされている、という事でした。

Leqtiqueってやっぱり凄いメーカーです…

どなたかの参考になれば幸いです。それでは。