皆さんこんにちは、Billです。今回はサクッと。
やっぱBOSSはスゲーっす。
BOSSのDM-2Wでございます。
アナログディレイの世界的名機であるDM-2。それが完全アナログ回路のまま、技クラフトシリーズの一員として現代に蘇ったのが今回のDM-2Wでございます。
元々DM-2ってアナログディレイの中でもかなり扱いやすいんですよ。アナログ故の暖かみ・良いローファイ感にほのかなクリアさが良い塩梅に加わってる感じ。その為アンサンブルに馴染みながらも主張する事も出来、その上シンプルで使いやすい。文句なしですよね。
で、このDM-2Wの何が凄いって、そのオリジナルの良さをちゃんとそのまま残しつつ新たに加えられたモードスイッチがまあ使いやすいこと。。
このスイッチ、実は音の質感とタイム感の両方がガラッと変わります。具体的に言うと、全てのノブを12時方向にセットした時、Standardモードではスラップバックディレイに最適なショートディレイ、Customモードでは付点8分ディレイに最適なミディアムタイムのディレイになります。加えて、CustomモードはStandardモードと比べて明らかにS/Nが良く、長めのディレイタイムに設定してもアナログディレイとは思えない程ノイズが少ないです。
つまり、StandardはスラップバックディレイやReverb風にあっさりかけるタイプのディレイとして、Customは付点8分のリズミカルなディレイ、又はギターソロに有用なロングディレイとして、といった風に、それぞれ得意とするジャンルが明確に差別化されてるんです。そして、ノブ類の設定が同じでもモードスイッチを選ぶだけでここまで音に差が出るので、このスイッチを実質的なプリセットスイッチ的に使えるんですよね。
これがですね、実際に使ってみると分かりますけどめちゃくちゃ直感的で便利なんですよ。特に曲によってディレイの感じを変えたいっていう時に、ワンタッチで切り替えるだけで良いっていうこの仕様は、まさに実践的かつユーザーフレンドリーなものだと思いました。
ということで、BOSSのDM-2Wでした。
単純に音の広がりを加えるディレイならこれ一台で十分と言えるくらい、めちゃくちゃ使いやすく、かつ実用的なアナログディレイになってると思います。正直僕はオリジナルDM-2よりも好きかもしれません…。。
ちなみにこれはめちゃくちゃニッチな使い方になると思うんですけど、是非ですね、Standardモードでディレイタイムを最大、フィードバックを発振する手前まで上げてコード弾きしてみて欲しいんです。
ローファイで蕩けるような、最高に心地よいディレイサウンドが出てきます。これぞアナログディレイならではのトーン。是非一度体験してみて欲しいです。
そういえば、そろそろ新しい技クラフトのペダルが出るらしいですね。てか技クラフトのペダルって、どれもめちゃくちゃハイクオリティかつ実用的で本当素晴らしいと思います。流石世界のボスです。
本当、BOSSのペダルに触れる度に思う。BOSSのお膝元である日本に生まれてよかったと……。
どなたかの参考になれば幸いです。それでは。