森の秘密基地

音楽に関することをだらだらと綴っています。

Glou Glou PRALINES レビュー

皆さんこんにちは、Billです。今回はサクッといきます。

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Glou GlouのPRALINESでございます。

そもそも、Glou Glouというブランド自体を知らない方も多いと思うので(笑笑)、ざっくりと紹介しますね。Glou Glou fxはフランスのリヨンに居を構え、モジュラーシンセに近い操作性と良質な音を持つニッチなアナログペダルを多く輩出しているエフェクターブランドです。

(僕が「エフェクターマニアの聖書」と勝手に呼んでいるknobsのチャンネルでも、PRALINESではないのですがGlou Glouのペダルが紹介されています。

→ https://m.youtube.com/watch?v=zcqOPxUJzPM )

で、このPRALINESを端的に言い表すなら、めちゃくちゃ振り幅の広い上質なモジュレーション・フィルター系エフェクターにファズが組み合わさったペダルと言えます。モジュレーションとしてならphaser、vibrato、flanger、touch wahなどとして、ファズを組み合わせれば普通のファズからシンセ風ファズまでいけます。

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(本体もですけど、パッケージ自体がめちゃくちゃ可愛いです……流石、フランスメイドだけあります🇫🇷)

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(箱から開けるとこんな感じ。説明書もめちゃ可愛。製品本体もそうだけど、説明書から外箱まで、質感や色使いから使い勝手まで、トータルでデザインされてる感じ。良い意味でヨーロピアンな気質が見え隠れ。良いですね。)

 

で、何を隠そうこのペダル、とにかくツマミが多い笑笑。最初は一つ一つのノブを説明しようかと思ったのですが普通にツラくて諦めました(爆)。

ですがこのPRALINES、エフェクターのものとは思えないかなり丁寧な説明書が付属してきます。そこに基本的な設定の見本も載っているので是非そちらを見てもらえれば良いかと思います。

特に、最初の方に書いてあるフェイザーやヴィブラートの設定にしてコードやフレーズを弾くだけでも、このペダルの素性の良さを十分に分かって頂けると思います。あと、タッチワウとして使う場合には説明書の中にあるEnvelope Upの設定を参考にしてみて下さい。そこにファズを加えたりして楽しんでいくうちに、これ一台でかなり多彩な音作りが可能なことも分かって頂けると思います。

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ちなみに、MODとLFO CTRLのそれぞれにEXPというモードがあるのですが、これはモジュレーションとLFOをエクスプレッションペダルで操作するモードです。多分使い熟せばペダルを使ったUni-Vibe風の演奏も出来ると思います。他にも外部のCVでコントロールしたりも出来たりもするのですが、正直ややこしくなるので初めは無視してしまっても良いと思います(白目)。

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という事で、Glou GlouのPRALINESのレビューでした。操作性は煩雑なものの、やはり根本的にモジュラーシンセを意識しているからでしょうか、出音そのものがかなり良い感じです。

ただ海外のペダルということもあり、値段はかなりします(僕は偶々中古で発見できたのでラッキーでした……)。あと筐体の面積がだいぶ大きめです…。なので決して万人にオススメ出来るわけではないのですが、一度触ると抜け出せなくなる魅力があり、めちゃくちゃ面白いペダルです。どこかで一度試してみる価値はあると思いました。

コロナが全然収束しなくてなんとも苦しい日々が続きますが、この日々が終わったらまた楽器屋に繰り出しましょう!

どなたかの参考になれば幸いです。それでは。